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山口県

本州の最西端に位置する山口県。県庁所在地は山口市であるが、県内の最大の都市は、県西部の下関市で、九州の福岡県門司区を全長1068mの関門橋がつなぐ。

県東部の岩国市は広島県と隣接し、県東部を流れる錦川(にしきがわ)には五連の(アーチ)太鼓橋、錦帯橋がかかる。

県中央に位置する高原地帯は石炭岩が野原に露出した、日本最大のカルスト台地で、台地の地下には鍾乳洞の秋芳洞がある。

2015年世界遺産に登録された明治日本の産業革命遺産の一つ、萩城の城下町は、幕末、明治維新を支えた志士たちの史跡が多くある。”堀内鍵曲”(ほりうちかいまがり)は独特な道筋で風情あるエリア。

松下村塾は明治期に活躍した逸材を育てた私塾。教育者の吉田松陰松陰神社に祀られている。

長門市には123基の連なる鳥居と日本海を一望できる元乃隅神社がある。

白狐のお告げにより建立されたと言われる神社で、元々は”龍宮の潮吹き”で有名だったが現在は鳥居で知られる。

下関市にある角島大橋は本州と角島を結ぶ全長1780mの大橋は絶景スポット。

また、下関市には、大歳神社、赤間神宮、壇ノ浦古戦場跡(みもすそ川公園)など、源平合戦にまつわるスポットが残る。

古戦場跡の向かい側には関門トンネル人道の入り口があり、下関と北九州市門司港との関門海峡の海底を歩いて通行できる。

全長780mのトンネル内に山口県と福岡県の県境の標識がある珍しい海底の県境で、自転車・原付バイクは押しながら通行できる。

この辺りはレンタサイクルが便利。

下関唐戸桟橋または門司港マリンゲートから連絡船で10分ほどの関門海峡に浮かぶ厳流島は周囲約1・6kmの島で1612年宮本武蔵佐々木小次郎の決闘の地。

島には武蔵が島に渡る際に使った小舟をイメージして作られた伝馬船や戦いに敗れた小次郎をともらうために建てられた佐々木厳流之碑、決闘を再現した像がある。

山口県ではフグが有名で、伝統工芸品は、萩市で作られている萩焼で知られる。